わがままなHANA
お昼を過ぎてからMIYOから電話が入った
明日は彼の母親に呼ばれているからといって
今夜うちに泊まるつもりだという
HANAは電話の向こうで
忙しげに荷物をつめているらしかった
袋にぎっしり遊び道具を詰め
背中には人形の花ちゃんを入れたリュックを背負い
花ちゃんのお世話セットのかばんも持って
HANAはMIYOとやってきた
やってくるなりHANAは
シートを広げてあそんでいる近所のお姉ちゃんたちの所へ
走っていった
汗をびっしょりかいて
ほっぺをまっかにしたHANAが
ふくれっつらで階段を上がってきたのは
それから2時間後だった
まだ遊んでいるお姉ちゃんたちに
しぶしぶバイバイさせられて戻ってきたのだった
スーパーに買い物に行くと言ったら
自分の自転車で行くと言って機嫌をなおした
スーパーでチャイルドシート付のワゴンにのり
HANAの好きなすいかを買い
MIYOのリクエストで魚を買う段になって
いつもは最後と決めているおやつを買うといって
HANAは自分でワゴンをおりて
走っていった
おかしはかしこく一つだけだった
帰ってきたら私がみやげに買ってきてやったチョコを食べ
自分で選んだわらびもちも食べた
そして
ごはんを食べ始めたら
お茶はいらないといって だだをこね
魚はいらないといって だだをこね
とうとう私がやったムーミンのキーホルダーを投げたり
私をたたいたりした
ごめんなさいを言わないので
大好きな市原某が出ている番組のビデオを止めた
テレビも消した
それでもわがまま泣きをやめなかった
しばらくして
MIYOの助けをかりて
ごはんだけは食べ
ごめんなさいも言った
MIYOが言うには
うちに来たらわがままになるという
甘えの現われなのだろうか
また一週間会えないのに・・・
機嫌よくおやすみをいって
機嫌よくおはようといって
私の分までキーウィを食べて
またぎっしり荷物をつめて
リュックを背負って
HANAはいつものように
二度ふりかえって手をふった
また時刻が迫っている
これからごみの整理をし
洗濯物を取り入れ
またしても
荷物の整理ができないまま
あたふたと田舎をめざす
また一週間が始まるのだ
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