すごく作りたくなって、公園まで小枝をさがしに出かけた。予想以上の収穫で、おそらく何十体もの木霊たちが作れるだろう。公園は宝庫である。
急に作りたくなるのはいつものことであるが、ここしばらく、続いている。彫っているとき、頭にいろんなことが去来するが、とてもリラックスしている。
だいたい、一作品30分ぐらいでできあがる。ここの3作品はほぼ一日のうちに作ってしまった。
木を削っている時間がとても好きだ。

クスノキの木霊のきょうだいたちを作った。台を作って、組み合わせると一つの作品になるようにしてみた。
田舎の母に贈ろうと思うが、母はうれしがるものの、ほめられたりほしがられるとすぐ他人にやってしまう。
そこで、この方法を思いついたのだが、4つとも他人に進呈してしまうかもしれない。
本家「トミーの部屋」


それぞれ台から簡単に取り外せるし、回転も可能なので、一つずつ飾ってもよいし、組み合わせ自由に楽しめる。もちろん4つ組み合わせて、見る位置によって、また気分によっていろいろな向きに変えて楽しむこともできる。自分の中ではアイデアがうまく形にあらわせた作品である。

これは一番最後に作ったもの。光のあたり具合では、笑った顔が寂しい顔にも怒った顔にも見えてしまうので、「笑顔」を強く意識した。そのため口元が不自然になったと反省している。

これは、二番目の作品。鼻のイメージがまず浮かんで、そこから作り上げた。斜め上正面から見ると少し寂しい顔に見える。

これは、三番目の作品。下から見ると笑った顔であるが、立ててみると、寂しい顔になってしまった。手にとって眺めて欲しい作品である。
これらはすべて、公園に放置されていた一本のクスノキの枝から作った。おそらく、剪定されたものの残りであろう。彫刻している間、部屋には樟脳の香りが漂っていた。
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